だんさん
車を購入する際に友達や家族などに自分の名義を貸してローンを組むことを、名義貸しと呼びます。
人によっては様々な問題によって、ローンを組むことができないケースがあります。
そこで、友達や家族から名義貸しを依頼された時に、「本当に名義を貸しても良いのかな?」と疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
結論を先に言うと、車のローンの名義貸しを依頼されたら絶対に断ってください。
なぜなら、名義貸しは詐欺罪に当たる可能性があり、6か月以下の懲役、または100万円以下の罰金が科せられる可能性があるからです。
- 車のローンの名義貸しを頼まれたら断るべき理由は?
- 名義貸しをしてしまうとどんなリスクがあるの?
- 名義貸しを頼まれた時の断り方は?
上記のような悩みを抱えている方は、本記事を参考にして名義貸しの危険性を学んでください。
- 車のローンの名義貸しは詐欺罪にあたる
- 家族や友人でも名義貸しはNG
- 借金や賠償金を負う可能性があるので注意
- 友人や家族から名義貸しの依頼が来たらローンを組まない方法を提案してあげよう
本記事では、車のローンの名義貸しをしてはいけない理由だけではなく、正しい断り方も併せて紹介します。
結論:車のローンの名義貸しは詐欺罪!
車のローンの名義貸しは法律で禁止されており、詐欺罪にあたるので絶対にしてはいけません。
仲の良い友人や家族から名義貸しの依頼が来たとしても、きっぱり断りましょう。
仮にあなたの名義を他人に貸すと、大きな借金や事故を起こした際に賠償金を払わされる可能性があるのです。
また、名義貸しをした相手によっては、貸したお金が戻ってこないこともあります。
名義貸しをするメリットは全くなくリスクしかありませんので、友人や家族からの依頼でも承諾してはいけません。
あおいさん
車のローンで名義貸しを頼まれたら断るべき理由
車のローンで名義貸しを頼まれたら断るべき理由を2つ紹介します。
名義貸しを頼まれても断るべき理由を、上記の順番で解説していきます。
自分でローンを組めない人に名義を貸すのは危険
自分でローンを組めない人には様々な理由が考えられ、名義貸しをしてもお金が返ってこない可能性が高いと考えられます。
あなたが名義を貸してローンを組むと、車の購入金額分の借金を背負うことになるのです。
ローンを組めないということは金銭面的に問題を抱えている可能性があるので、支払いが滞る可能性があります。
仮に名義貸しをした相手が毎月の支払いができなくなると、借金は名義を貸した人が返すことになるのです。
つまり、名義を貸したあなたが困ることになりますので、依頼が来ても断りましょう。
ローンを組めない理由は人によって様々ですが、毎月の支払が滞る可能性を考えると、名義貸しは危険だと判断できます。
筆者:山下
名義貸しはトラブルの元、法的にも問題あり
名義貸しは詐欺罪に当たるため、非常にリスクが高いので絶対に辞めてください。
さらに、車のローンの名義貸しをするということは、あなたがローンの支払いを代わりに行う場合があります。
例えば、名義貸しをした相手が毎月の支払いが滞ると借金を背負うことになりますし、事故が起きた場合は賠償金を払う可能性があるのです。
名義貸しは法的にも問題がありますし、借金や賠償金を負うリスクがあるのでトラブルの元になります。
あおいさん
車ローンの名義貸しで起こりうるリスク
車のローンの名義貸しで起こりうるリスクを2つ紹介します。
名義貸しで起こるリスクを、上記の順番で解説していきます。
返済不能になったら名義人に返済義務がある
車のローンの名義貸しを行うと、相手側が返済不能になると名義人に返済義務が発生します。
なぜなら、「名義を貸しただけ」だと思うかもしれませんが、法律的に名前を貸した人が正式な借り手だからです。
例えば、仲の良い友人や家族に名義貸しをしても、返済が出来ない状態になると、あなたが返済をしていかなければいけません。
人によりますがローンが組めない理由があるのであれば、返済不能になる可能性が考えられるので名義貸しはリスクがあるのです。
筆者:山下
事故の賠償責任を負わされる可能性がある
車のローンの名義貸しをして相手側が事故を起こすと、賠償責任を負わされる可能性があるので注意が必要になります。
なぜなら、過去に名義貸しをした側に賠償責任があると最高裁判決で認められたからです。
名義貸しをして賠償責任を負わされたという判決が出ているので、非常にリスクがあることが分かります。
ローンが組めない人に車の必要性が生じても、名義貸しをするのは危険なので辞めてください。
あおいさん
名義貸しのトラブル事例:弟が姉の事故の賠償責任を問われた
車のローンの名義を貸すことには、思わぬ危険が潜んでいます。
筆者:山下
お姉さんは生活保護を受けていましたが、車が必要になりました。
しかし、車を持つと生活保護がもらえなくなるので、弟に名義を借りて車を買いました。
ところが、お姉さんは弟の名義でローンを組んで購入した車で事故を起こしたのです。
だんさん
しかし、被害者は名義貸しをした弟を訴えました。
裁判所は名義貸しをした弟が事故の危険を高めたとし、責任があると判断したのです。
法律では、「自分のために車を使う人」が事故の責任を負うと決められていますが、裁判所では名義貸しをした弟も「車を使う人」に当たると判断しました。
お姉さんは弟に「迷惑はかけない」からと、名義を借りただけかもしれませんが、結果的にお姉さんに名義貸しをした弟が大きな責任を負うことになったのです。
車を購入しなくてはならなくなった理由があるからと言って、姉弟でも名義貸しをするのは危険ということになります。
「ちょっと名義を貸すだけ」と軽く考えると、大変なことになるかもしれないのです。
あおいさん
車のローン名義貸しを依頼された時の正しい断り方
車のローンの名義貸しを依頼された時の正しい断り方を2つ紹介します。
正しい断り方を上記の順番で解説していきます。
カーローンの名義貸しにおける違法性を説明して理解してもらう
カーローンの名義貸しは刑法第246条の詐欺罪に当たるので、違法性を説明して理解してもらいましょう。
仮にカーローンの名義貸しで逮捕されると、6か月以下の懲役、または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
普段から仲良くしている家族や友人からの依頼だとしても、違法性があるので説明して理解してもらってください。
返済不能や事故を起こした際の賠償責任というリスクが潜んでいますので、依頼された相手が家族や友人だとしても名義貸しは辞めましょう。
筆者:山下
カーローン以外の購入方法をアドバイスする
カーローンの名義貸しを依頼されるということは、車の購入を考えている人はローンを組めない理由があると考えられます。
- 年収が低いから
- 別のローンを組んでいるから
- ブラックリストに掲載されているから
カーローンが組めないのは、上記のような理由が考えられます。
年収が低かったり別のローンを組んでいるということは、あなたの名義でカーローンを組んだとしても返済不能になる可能性があるのです。
ブラックリストに掲載されているということは、返済能力に問題があると考えられます。
名義貸しを依頼してきた人がカーローンを組んで車を購入しようとしているのであれば、ローン以外の購入方法をアドバイスしましょう。
- 一括で購入する
- 中古車を購入する
- クレジットカードで購入する
上記のような購入方法を提案してあげ、名義貸しをしてカーローンを組むのは辞めましょう。
あおいさん
車のローン名義貸しに関するよくある質問
車のローンの名義貸しに関するよくある質問に回答します。
上記の名義貸しに関する質問に対して、順番に回答していきます。
家族に名義貸しを頼まれたらどうすべき?
家族に名義貸しを頼まれても、トラブルが発生する可能性があるので絶対に断りましょう。
なぜなら、家族間であっても名義貸しをする行為は詐欺罪に問われる可能性がありますし、借金のリスクがあるからです。
仮に名前を貸すだけだからという安易な考えで名義貸しをして、賠償責任を負って大変な思いをしてしまった人がいます。
家族だからといって名義貸しをしてしまうと、トラブルに巻き込まれることがあるので断ってください。
過去に名義貸しをしてしまった場合の対処法は?
車のローンで名義貸しをしてしまった場合は、すぐにローン会社に連絡しましょう。
名義貸しは契約違反なので、問題が発生する前に対処することが重要です。
次に、名義を貸している相手と返済方法や今後の対応について話し合ってください。
その後、必要に応じて弁護士に相談することも考えましょう。
名義貸しをした相手の対応によっては、自分の信用情報に悪影響が出る可能性もあります。
早めに対応をし、トラブルを最小限に抑えましょう。
- ローン会社にすぐに連絡をする
- 名義貸しをした相手と返済方法や今後の対応を話し合う
- 名義貸しした相手と話し合いで解決しない場合は弁護士に相談をする
こちらの順番で対処してください。
まとめ:車のローン名義貸しは絶対にNGな違法行為!
車の名義貸しについて詳しくまとめました。
- 車のローンの名義貸しは詐欺罪にあたる
- 家族や友人でも名義貸しはNG
- 借金や賠償金を負う可能性があるので注意
- 友人や家族から名義貸しの依頼が来たらローンを組まない方法を提案してあげよう
名義貸しをしてローンを組んで車を購入すると、借金のリスクや事故を起こした際の賠償責任を負う可能性があることが分かりました。
名義貸しの依頼があった相手が仲の良い友人や家族だとしても、トラブルが起こることがあるのです。
だんさん
仮に金銭面でトラブルが発生してしまうと、今まで仲が良かった人との関係にヒビが入り、元通りにならないリスクも潜んでいます。
名義貸しをしてまでローンを組んで車を購入する前に、
- 本当に車を購入する必要があるのか?
→代わりに自転車や電車ではNGなのか? - ローンを組む以外の方法で車を購入する手段はないのか?
→一括払いや頭金を用意できないか? - 購入を考えている車よりも安い車はないのか?
→中古車や年式が古い車、軽自動車は?
一度立ち止まってローンを組む前に、上記の3つの項目を考えてみましょう。
名義貸しをしてまでローンを組んで車を購入する必要がない可能性があります。
名義を借りたいと相談された相手とローンを組む以外の方法を考えてあげてください。
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